8月27日の浜松の講演会とシンポジウムを終えて
9月3日は再び李徳全女史のお孫さんの羅悠真さんと
静岡市で開催される講演会とシンポジウムに参加してきました
静岡市では講師として伊東秀子さん、羅悠真さん、五十嵐代表とが登壇しました
李徳全女史没後・日中国交正常化W50周年の今年
李徳全研究会発足後記念すべき時が訪れることになります
実はこの伊藤秀子さんは元衆議院議員の弁護士ですが
戦犯となった上坪鉄一さんの娘さんで
1954年、お父さんが生きているか、無事に帰ってくることができるか
日本全国で発表された戦犯名簿を読み上げる放送をリアルタイムで聞いていた
そのご本人だったからです
李徳全研究会の活動が本格的な動きとなったは
2014年の日中首脳会談の実現する年に初代会長が福島県いわき市に運んでくださった
1954年当時の戦争による戦犯と孤児など日本人の32,000人の帰国の新聞記事がきっかけで
その出来事を知り日中関係の平和友好の関係強化を
もっと進めなければならないと奮い立った
それがきっかけでした
2017年には「李徳全」というタイトルで1954年のできごとが日本語と中国語で同時出版されて
感動の年を迎えて、活動は更に活発化していくことになります
戦後生まれの先代と二代目の両代表は
この歴史的出来事を日本人にしっかりと伝えていかなければならないと
全国各地で勉強会、交流会、記念会議など様々推し進めてていくことになりました
これまで、李徳全女史と直接お会いになられた方と研究会との交流はお二人
李徳全女史訪日の報道を直接耳にしたことがある方は四人
そして、研究会として念願であった
李徳全女史のお孫さんと帰国者ご家族との交流が
今年、W50周年の記念の時に実現することになったのです
こんなに嬉しいことはありません
戦争を経験した両国が
赦し、赦され
愛し、愛され
互いに受け入れ合って両国の平和友好の更なる発展を共有する時間
それはそれは、最高の時間でした
シンポジウムの開催前には
お昼ご飯を囲んで事前の交流の時間も実現し
振り返る時間が持てましたことは素晴らしい歴史の1ページとなりました
また、これを機に日中の平和友好のために邁進していけたらと考えております
また、今回の伊東秀子さんとの出会いで
著書の「父の遺言」〜戦争は人間を「狂気」にするを拝読しました
日中の平和友好のために大変重要な記録が残されています
B・C級戦犯が無条件釈放され
死刑になってもおかしくない戦犯でさえ刑期が短くなり帰国でき
そして、戦犯のみならず中国に残された30,000人以上の
残留孤児や様々な残留日本人の無償の帰国実現への感謝が溢れます
日本と中国が二度と戦争をしない関係性として子々孫々に永続的に
平和という遺産を相続していけるために
この戦時中のできごとを
喉元すぎて熱さ忘れることなく
戦争を知らない世代が両国を担っていく時代においても
忘れてはならない出来事として記録を受け継いでいきたいと思う所です
ぜひ、日本の方でまだ「李徳全」と「父の遺言」をお読みで無い方は
ご一読いただけましたら大変幸いです
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