私たち李徳全研究会にとって大切な町があります。
それは遼寧省撫順市です。
日中国交正常化45周年、日中平和条約締結40周年
この大事な時期にB・C級戦犯1,000名含む32,000人の日本人引揚者の方たちが
帰国できた背景に忘れてはならない場所があります。
それは撫順戦犯管理所。
下にNHKの特番の「認罪」をリンクしました。
李徳全率いる訪日団の1954年当時のニュースが紹介されています。
撫順で何があったのか。
この研究会の本部事務局の一つが福島県いわき市にありますが
李徳全さんのお孫さんがいわき市を訪問されたとき
日中の歴史の理解のために撫順でのできごとにどれほど大切な
未来への平和友好関係構築のヒントが隠されていたか知ることになります。
現在、静岡の代表になってくださった方は
撫順出身の中国の方と一緒に仕事をされています。
静岡の代表は撫順戦犯管理所を訪問しては涙を流して平和を祈ってきました。
そのようなつながりの中で、撫順出身のご家族に
中国語の「李徳全」をプレゼントさせていただき
2018年4月17日の静岡での会議では
日中の永遠の平和の絆を祈ってくださいました。
日本の26倍の面積、10倍の人口の大国中国と歩むために
この小さな撫順の町から見える光景が未来への希望だと私は
感じさせていただけました。
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